この刹那にささげる覚悟

もうすぐ三十。関東に嫁に来たばかり。友達が一人もいなくて寂しいのでブログを書きます。

【読書記録】「とっぴんぱらりの風太郎」万城目学

週刊はてなブログさん id:hatenablog に記事を取り上げていただいて急激にアクセス数が増えてどきどきしてますよっと。

とっぴんぱらりの風太郎

とっぴんぱらりの風太郎

なんと、半年かかって読みきったこれ。
鴨川ホルモー」で心を撃ち抜かれて以来、万城目学はチェックし続けてるんだけども、
結構減速気味で残念。
と思ってるのは私だけかな。

確かに分厚いんだけど、だとしてもこんなにかかるか、いうくらいなかなか興味のわかない内容だったなー。

【SMAP】上が詰まってる、の「上」の人たち

今週のお題「アイドル」

はてなダイアリー時代に、私はSMAPファンが高じてSMAPについていろいろ書いてるブログをやっていた。

というくらい、小学生のころからSMAPのファンです。

語りだしたらきりがないが、
とにかく彼らの起こすストーリーや作品や空気が大好きで
15年以上大ファンである。

結婚したい!付き合いたい!
というような盲目的な若い感情を越え、

CD、書籍、DVD、全部予約してコンプ!コンサート全ステ!
というようなジャニヲタ的な情熱を越え、

本当に今は彼らがかかわっている何かを見るだけで幸せです。
妄想でSMAPのことを考えるだけで大丈夫。

というような、共に生きている感覚です。

特に私は草なぎ剛氏が大好きなのだが、
顔も声も趣味もキャラクターも本当に完璧に好きで。

昨日もスマスマで
「人の愛し方が40になるとゆーのにわからない」
と叫ぶ姿も素敵と思えたし、

顔相診断で先生に「額が広い」と言われてるのに対し私はテレビの前で
「ハゲとるからやがな」
と言えちゃったし。
ハゲとる剛も好きなのだ。

↑この様子を隣で見ていた旦那さんは
「ファンなのにwwwww」
と爆笑していたが。

そんなわけで、「上が詰まってるから譲れ」とよく聞きますが、
まだまだこの人たちは譲らないよねーって思うレジェンドオブアイドル・SMAPについてでしたー。

楽しい週末

土日に、故郷の友人二人が遊びに来てくれた。
2ヶ月くらい前から日程を調整していて、ものすごく楽しみにしていた。

東京で待ち合わせして、二人が東京で行きたかったところをとりあえず回るという感じ。

初めてパンダを見た。
f:id:aokage244:20140623120052j:plain
f:id:aokage244:20140623120127j:plain

パンダのために長蛇の列を作る人たちをバカにしていたけど、ごめんなさい。
超かわいかった。なんなのあれ。中に人が入ってるみたいな計算しつくされたかわいいしぐさ。
ズルい。

あと、岡本太郎記念館に行ったり、
シナボン行ったり。

私が住んでる田舎でもいろいろ遊びたいと言ってくれて、
オススメの中華料理屋に行ったら気に入りすぎて
2回も行ったとゆー……。

今日は仕事が休みなので、
溜まってた家事をしてすごそう。

ホントにうれしかなあ。二人が来てくれて。

生きるということ

先週末、祖母が亡くなった。

母方の祖母で、世間で言うところの「大好きなお祖母ちゃん」といえる祖母で。
というのも、父方の祖母があまり世に言う「おばあちゃん」ぽくない方なので。見た目はTHE☆農業やってるおばあちゃんなのに。

でまあ母方の祖母なのだが、
女手ひとつで私の母を育て、小料理屋を営んで生計を立てていた。
母一人子一人でまさに支えあって生きてきた私の母と祖母。
私と母とは違う親子関係で、羨ましかったりもした。

私は、そこそこ稼ぐ父と専業主婦の母、2つ下の妹、弟という家族構成でゴチャゴチャした親子関係。
親に対する新密度も尊敬心も全然違う。

一人娘の子供である私たち三人姉弟は、
祖母にとってはたった3人の孫で、
母が里帰りするたびに小料理屋を休業するほど、愛情を注いでもらった。

スーパーやおもちゃ屋さんでなんでも買ってもらえたし、
喫茶店や公園にたくさんつれていってもらった。

当然料理も抜群に上手くて、
ちらし寿司、おせち料理、おせちの中の海老の煮たやつ、おせちの煮豆の中の栗、綺麗にむいたウサギりんご、おじや、里芋の煮物
大好きな料理がたくさん。
この料理は孫に好評、とわかると大量に作りおきもしてくれた。

おこづかいをくれることもあり、
お年玉は没収されるし、親からおこづかいをもらえなかった私にとって唯一の収入源だった。

大好きなお祖母ちゃん!なエピソードだらけだ。

しかし、甘やかすだけでなく
しつけも厳しくしてくれて。
愛想のいい挨拶や姿勢などいつも教えてくれた。

本当に素晴らしい祖母だったのだ。

だが、ここ3年ほどは、
様々な病気で倒れることが増え、
そして痴呆がものすごく進んでしまった。
遊びに行くのもお盆と正月、一時間ほどの滞在。
小中学生の時は3日ほど泊まったのに。

実の娘である私の母のことも、
週3で母は通ってるのにも関わらず、本当に実の娘なのか混乱するし、
私のことも遠い親戚の子だと思ったり、または、幼い頃の年齢で止まってしまっていたり、
記憶が混乱していた。

私の知っている祖母ではなくなってしまった。

その時点で、祖母の死への覚悟はできていた。

早朝、母から電話があったときにすごく嫌な予感がして
母の関西弁まじりの
「あーちゃん(祖母の呼び名)、死んだんよ……」
一言に私は
「あー……。そうなんだー。」
と答えることしかできなかった。

でも、早く祖母に会いに行きたい!
とスッと思い、気がつけば母にどうすればいいか指示をあおいだ。

その日のうちに、新幹線で帰省し、翌日の通夜が始まる前、祖母が眠る葬儀場へ。

「あーちゃんの顔見ていい?」
と母に聞くと母は
「病気の闘病の末とかじゃないから、いつものあーちゃんだよ」
と嬉しそうに棺の前に一緒に行ってくれた。

「ホントだ。あーちゃんだ。」
ほっと安心してしまうほど、棺に眠る祖母は
私の大好きな祖母だった。

ボケてしまってからしなくなったお化粧をしてもらっていて、本当に元気な頃の祖母がそこにいた。

何故か安心した。
死んでしまったのに。
安心した。

その夜は葬儀場に、私たち三人姉弟が泊まった。
祖母の家に泊まりにいっていた頃のワクワク感そのままに、キャーキャー言いながら私たち姉弟は過ごした。
静かにしくしくしてるより、
その方が祖母は喜んでくれるかな、とも私は思った。
妹と弟はどう思ってるかわからないけど。

3人とも寝る前に祖母の棺までいって
「おやすみ」
と言ったし、朝はそれぞれ
「おはよう」
と言いに行った。

本当に祖母の家に泊まりに行ったみたいだった。

【読書記録】「花の鎖」湊かなえ

久々にむさぼり読んだ感あったので。

花の鎖 (文春文庫)

花の鎖 (文春文庫)

電車に乗るときは読書してるのが基本なのですが、
これ、久々の電車で久々のむさぼり読みでした。
電車、目的地につくなよ的な。

3人の女性の視点で章立てされてるんだけどどうやら舞台は同じ場所。
もうそこからワクワク。
あと3人の名前には雪月花それぞれ文字が入ってるっぽい。
なんかこーゆー名前繋がり的なのもワクワク。

この3人にどういう繋がりがあるのかも分からずそれも謎解きしながらみたいな。

ただ、この手の作品読みすぎて、
なんとなくこの3人がどういう繋がりなのかすぐわかっちゃって、めちゃめちゃ驚けはしなかったんだけど。
だとしても、スゴくよかった!!!

湊かなえは、「告白」の衝撃が半端なくて
「読みたいんだけど読みたくない」という変な感じになっちゃって、手に取るのはいいんだけど、読むのに勇気がいる。
これもどっちに転ぶかわからず賭けだったんだけど、
「告白」のようにはならず安心した。
いやまあ「告白」みたいになってもいいんだけどさ。

で、「久々」むさぼり読みって書いたけど、
現在進行形で読んでるのがなかなか読み終わらないの。どうしよう。

とっぴんぱらりの風太郎

とっぴんぱらりの風太郎

これ、半年くらいかかってる……。

このブログについて

こんにちは。蒼影です。

約30年生まれ育った大好きな名古屋(の隣)から、関東の田舎(not東京)へ嫁に来たばかりです。
パート的な仕事もしてますが、結構暇なので
何個目かのブログを書いてみようと思います。

タイトル「この刹那にささげる覚悟」は
好きな歌の歌詞からです。
はるか昔にはてなダイアリーでブログを書いていた時も好きな歌の歌詞を切り取っていたのでその流れにしてみました。

子供の時は地味だったはずが、なぜかだんだん顔が派手になってきてしまって
大人になってから知り合う人にはアバズレに勘違いされてしまう見た目。
だけど、すごく暗くて卑屈なのでギャップ半端ない感じです。

でもくよくよしちゃう感じじゃなくて、結構さっぱりあっさりです。

三人兄弟の長女で、妹と弟がいます。
だから、結構真面目なお姉さんで子供好き。

私をこの異国の地へ連れ出した夫とは特に大スペクタクルな恋愛物語はありません。
2年以上遠距離だったけど、会いたくて震えたこともなかったし。

結婚か。うん、違う土地に住んでみるのもこれもまた人生。

という感じで今ここにいます。
大好きな友達と距離的に離れるのはさみしいけどね。

いつまで続くかわかりませんが、おつきあいよろしくお願いします。